ここ最近ゴルフが人気となっている。一昔前は「おじさんのスポーツ」として人気は低迷し、年々競技人口は減少を続けていたが、新型コロナウイルス感染防止の観点からソーシャルディスタンスを保つことのできるスポーツが奨励され、ランニングやウォーキングとともにゴルフの人気が昨年より急上昇。ギアの売り上げも好調で、特にスコアメイクの近道とされるショートゲームに重要なウェッジの人気機種は品薄状態が続いている。
使う頻度の多いウェッジをチョイス
概ね100ヤードより短い距離の正確なショットが要求されるショートゲーム。スコアを向上させるにはドライバーショットよりもこちらのほうが重要なのは、ゴルフというスポーツをある程度経験した者なら理解できるはず。
これまでは練習場に行ってもドライバーを使う時間が圧倒的に長かったり、ドライバーを度々買い替えたりしたが、冷静に考えるとドライバーを打つ回数よりもアイアンやウェッジを使う回数のほうが多いのだ。従来、自分が使っていたウェッジはS(サンド)A(アプローチ)のようなタイプだったが、以前より上級者の使っている48,52,58というような角度で選ぶウェッジを使ってみたいと思っていて、購入することにした。
今回買ったのはウェッジの売上ランキングで上位に位置するタイトリストの「ボーケイ デザイン SM8」(2万6400円)。トッププロも使用するコレクションで、豊富なロフト角に加えて各ゴルファーの特徴に合わせて様々な形状のヘッドが用意されており、正確なショットを手助けしてくれる。
自分が購入したのは48F,52F,58Kの3本。Fグラインドと呼ばれる形状は「ソール全面でバウンス効果を最大限に発揮。あらゆるスイングタイプ、ライコンディションに対応する基本グラインド」。
一方でKグラインドは「フェースを開かなくても高いバウンス効果を発揮するワイドソール。バンカーやラフからの脱出を容易に」といった特徴があり、各々にマッチしたウェッジが選べる。
ボーケイ デザイン SM8を購入してよかったのは、ボールを捉える際に上手く滑ってくれ、以前のウェッジを使用していた時と比べてダフリやザックリといったミスが大幅に減ったこと。あとはウェッジの前面でボールを「コツン」とヒットして想像以上に飛んでしまうミスがほとんどなくなったこと。
特に後者のミスは以前なら1ラウンドに3~4回はあったが、ボーケイ デザイン SM8ではライコンディションの良くない場所で1度だけ。大幅にこの類のミスが減った。そして52Fでフルショットしたときに、いまだかつて経験したことのないバックスピンがボールにかかっていたのは本当に嬉しかった。ショートゲームの苦手意識を軽減してくれそうだ。