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Interview

小澤征悦さんが朗読 | 村上春樹さん著『職業としての小説家』 で体感せよ

“聴く”がセンスに効く。?! 僕らの読活Amazon オーディブル

author: 藤原 奈津子date: 2022/06/18

古代より現代に至るまで、鳥のさえずりから遠くの雷鳴、隣人との会話、壮大な音楽まで、「耳」をめぐる冒険は続いている。「聴く」は受動的に思われつつも実は、「聞く(。)」「訊く(?)」「利く(!)」という能動的選択が可能なセンスだ。
もし、時間を有効に使いながら、それこそ普通の状態でセンスを磨くことができるとしたら? そんな僕らの“ちょっとわがまま”なセンスアップ活動を叶えてくれるのが、音声エンターテインメントサービス「Amazon オーディブル」だ。「Amazon オーディブル」は読書マーケットに新たな価値を生み出す。利用者の70%が、書籍を読む時間を減らすことなくオーディブル本を聴いており、書籍に触れる機会を増やしているのだ。

プロの声優や俳優が朗読した本や多様なポッドキャストが楽しめる「Amazon オーディブル」に、村上春樹さん著作の『職業としての小説家』が登場。『職業としての小説家』は、村上春樹さんが小説家としてどう歩んで来たか――作家デビューから現在までの軌跡、長編小説の書き 方や文章を書き続ける姿勢などを、著者自身が豊富な具体例とエピソードを交えて語り尽くした作品。文学賞について、オリジナリティーとは何か、学校について、海外で翻訳されること、河合隼雄氏との出会い......読者の心の壁に新しい窓を開け、新鮮な空気を吹き込んできた作家の稀有な一冊だ。 

感情を思い出す

「Amazon オーディブル」は、1冊のオーディオブックを1人が読み上げる音声体験を提供している。『職業としての小説家』は、俳優の小澤征悦さんが朗読を担当。「“どんな人物を登場させようか。”だからね」「村上春樹作品の肝だから」そんな心持ちで朗読をはじめる。文を声で興す“朗読”は、聴き手にとってより滑らかで広がりのあるキャッチを、抑揚よりもスピードを意識し、自身が感じるよりも少しゆっくりめに朗読をしたという。文章のリズムをくずさない静かな音感の中で、聴き手の個人的な領域に何かがフィットした時に、感情を思い出す。その瞬間に「文学的井戸で出会う。つながる」と小澤さん。

声優や俳優それぞれのセンスで、文学を声で興す。その“味”がおもしろみとなり、僕らに新しい興味を提供してくれる。オーディブル会員は、実に月額1500円で12万以上の作品=興味が、聴き=読活し放題なのだ。

「迷う」は、新しいセンスのはじまり

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小澤さんは、村上春樹さんの資質を「29歳の時に小説を書けるかもしれないと思って小説を書いた。それを自分で読んでつまらないと感じたこと、そしてつまらないと感じて、どうやったら面白くなるかな? と思い、英文に訳し、さらにそれを日本語に戻したこと。その行動の起こし方だ」と語る。

オーディブルの朗読を通じて、「自分という深い井戸に潜って、そこにある何かを自分で探り当てて文章にする」という村上春樹さんのオリジナリティーを感じたという。小澤さん自身も事の大小に関わらず「迷ったらやる」「決める」を能動的に選んできた。その行動のルールが直感というセンスを鍛えてくれたという。

Power Of Voice

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「Amazon オーディブル」は、世界最大級の規模を誇る、オーディオエンターテインメントサービスだ。世界10か国でサービスが展開され、世界ユーザーは数百万人以上だ。2015年に日本向けサービスを開始以来、日本語をはじめとして“聴く本”を主軸とする多様なオーディオコンテンツを展開している。

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さらに『声の力を最大限に解き放つ(Power Of Voice)』を掲げ、音声の新しい可能性に挑むオリジナルコンテンツも充実。Audibleオリジナルコンテンツ「アレク氏2120」は、「TRICK」など数々のドラマや映画を手掛けてきた堤幸彦監督自身初となるオーディオエンターテイメント作品。

2120年の未来から、究極の犯罪AIがこの現代に降臨し立ち向かう内容で、大学生:西門 慧(梶 裕貴)、あのAmazon Alexaならぬ……AI刑事:アレク氏(山寺 宏一)、クライムAI:ASKR(窪塚 洋介)、バチェラー:蒔田 慈朗(尾上 松也)、さらには、大工:酒巻 哲夫(竹中 直人)、マドンナ:赤城 翔子(白石 聖)いう、声圧キャスティングだ。声を通じて僕らが何を得れるのか?

「Amazon オーディブル」による音声体験は、新しいエンターテイメントの在り方を感じる。

スキルよりもセンスを磨くコツ

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これまで「Amazon オーディブル」は、20代~40代の男性が、スキルの取得や自己啓発を目的とした通勤中の利用が一般的だった。最近はライフスタイルの変化や小説も楽しまれる割合も増え、さらに自宅時間の増加に伴う利用シーンの多様化に対応。

オーディブル利用者の56.8%が「移動中や家事などを有意義に使えるようになった」と。「聴く」という手軽さ、「選べる」という幅広さ、月額1500円でセンスを磨き放題、“○○しながら△△”が大好きな僕らにフィットするスタイルだ。

僕らの読活は、センスのダンストレーニング!

自分らしさがパーソナライズ化する“今ドキ”において、時代を経ても変わらない琴線に触れるものを醸し続ける文学作品たち。「Amazon オーディブル」では、日本語では初となる村上春樹さんの作品のオーディオブックを制作。さらなる、音声エンターテイメントの広がりを加速させている。

松山ケンイチさんが朗読|村上 春樹さん著『螢・納屋を焼く・その他短編』
藤木直人さんが朗読|村上 春樹さん著『ねじまき鳥クロニクル』

聴覚とは、大気中を伝わる振動を通じて音を感じる知覚機能。鼓膜は中にありながらも外に晒されていながら、誰しもが自身の鼓膜を直に触ることはできない。体の奥にあり、振動から感情を生み出す。音声エンターテインメント体験は、気持ちを奮い立たせる「鼓舞する」文字通りの体験を提供してくれる。声という音にのって鼓膜を自分なりに舞わせる、最もミニマムでダイナミックなセンスのダンストレーニングではないだろうか。

取材協力:Amazon

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栄養士/クリエイティブディレクター
藤原 奈津子

秋田県出身。6種のクリエイティブ職種で第一線活躍し続ける新型フリーランス“ダヴィンチworker”として注⽬される。“ものづくり”の先をデザインする独自の「アプローチデザイン思考法」を軸に、クリエイティブディレクター/コピーライターとして、雑誌広告などで広告賞も受賞。料理研究家として、雑誌、広告、CM、TV、レシピ開発など実績多数。PR広報/ブランディングプランナーとして「もち麦」のブーム構築など、担当ブランドは続々ヒット。しかも、キッチンツール萌えと独自解釈が高じ、おもしろ過ぎるキッチンツールマイスターとして通販番組に出演し完売を連発中。
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