仕事で歩き回って疲れた足を癒すべく、定期的にフットマッサージサロンに通っている、という人も少なくないのではないだろうか。もしかしたら最近は在宅ワークで座りっぱなしの時間が増え、足の重だるさに悩まされている人もいるかもしれない。長年フリーライターとして自宅で仕事をしている筆者自身、元祖・在宅ワーカーの一人。そしてこれまで数々のフットマッサージャーを試しており、これなしの生活は考えられなくなっている。
フットマッサージャー、選ぶならどのタイプ?
一口にフットマッサージャーといっても様々な種類がある。たとえば箱のような機器に足を突っ込み、エアによる加圧・減圧とモミ玉でマッサージするタイプ、足に巻きつけて主にエアでマッサージするタイプなど。いわゆる箱タイプはしっかりした体感が得やすい反面、本体が大きく置き場所を取り、巻きつけタイプはコンパクトに収納できる反面、巻きつけるのが面倒だ。結果的に筆者は巻き付けるのが面倒になり、ソファの前に箱型を置いておき、1日の終わりにテレビを見ながら使うのが定番になった。
ただ、それでも従来機種には不満はあった。エアの体感はいいけれど、やはり足の裏をグリグリしてほしい! これぞフットマッサージの醍醐味だろう。そんなときに登場したのが、足裏のグリグリが半端ない、フジ医療器の「モミーナ フットマッサージャー KC-220」(実勢価格5万9800円)だ。
さすがマッサージャー専業メーカーならではの体感
正直いうと見た目はゴツいが、マッサージ器全体を丸みを帯びた形状にすることでメカメカしさは排除され、ソファ前に置いておくことに抵抗感はない。何よりすごいのが、マッサージ器専業メーカーならではの体感だ。特に足裏マッサージがパワフルで、足裏部分に内蔵した「足裏極(きわみ)メカローラー」が、土踏まず周辺を回転しながら前後に移動し、足裏全体をほぐしてくれる。これが脳天を突くほどに痛気持ちいいのだ!
さらに指先とかかとには指圧突起が内蔵され、これもしっかり刺激してくる。同時にふくらはぎは、エアーバッグが加圧・減圧を繰り返してもみほぐすなど同時に攻めてくれるので、10分もすれば疲れが取れたのを感じてくる。エアーの強さは5段階から選べるが、筆者は2~3程度でじゅうぶん満足している。
■本格的な体感が疲れきった家族を癒す
わが家で使い始めて数ヶ月経つが、今まで使ってきたフットマッサージャーの中では群を抜いていると感じている。まずは使いやすさ。前述のように筆者は巻きつけるタイプが面倒なので、足を突っ込むだけで始められる手間のなさは大きな魅力だ。操作パネルも上から見やすい場所についているため、コースとエアー、足裏ローラーの3つのボタンを押すだけ。今の季節は「ヒーター」を入れると、冷えた足を温めてくれる。
そうそう、暖房を入れても足元が冷えやすいのが気になっていたので、これも大きいポイントだ。強いて言えば、もう少しインテリアになじむデザインにしてほしい、とも思うが、それによって今の機能が落ちるなら、このままでいてほしい。ちなみに今、わが家で最も愛用しているのは、仕事柄外回りが多い夫。夕食後、テレビを見ながら足のマッサージをするのがルーティンになっており、これだけはやめられないらしい。