おしゃれな時計にいい自動車、それからグルメ。僕らのセンスは上昇中。きっと、次なる世界が僕らが上がる最後の大人センスの階段、それはキッチンツールの世界! 王冠を開けるときに、ロックを感じるあのポーズが決まるボトルオープナーって、つい欲しくなりませんか?
意外と知られていないかもしれませんが、王冠の栓抜きは、昨今のクラフトビールの流行に伴い、密かにブレイク中のダイニングツールなんです。開栓しかできない、究極のワンアクション“◯◯専用”ツールは、その動作をどこまでも正しく、深く、哲学的に体現できる没入感プロダクトとも言えるでしょう。
日本有数のものづくりの町、新潟・燕三条にある鍛冶屋、SUWADAの「ボトルオープナー ミラー」は、開栓の一連の“所作までも”美しく設計、モノとコトのデザイン領域をシームレス設計された1WAYプロダクトです。
美味い飲み心地を生むその“開栓”のアプローチデザインは、ロックバンド クイーンの名曲「WE WILL ROCK YOU」で感じる……あの胸の高まりを感じることができます。冒頭の水平音階ダダダダとビートを刻むような感じで、オープナーを王冠にかける。そして、We will We will…とその視線を先に集め、一気にROCK YOU開栓! 余計な力はいらず、実に軽やかにそして爽やかにシュポっが実現。
なんと、オープナー上部のバーが王冠の表面を覆い、瓶の外側に支点がくるため、王冠の表面を歪ませることなく開栓してくれます。しかも、バーの先端の裏側に備え付けられたマグネットの磁力で、王冠がくっついたまま飛んでいってしまう心配もありません。
すなわち、凹みのない美しい開栓済み王冠を先端に着けたまま、ボトルオープナーを握りしめた片手を高々と掲げてフレディポージングができるというわけです。これぞROCK YOU開栓!
僕だけでない、オーディエンスをも釘付けにする、最高に気持ちのいいステージを演出してくれます。この快感にのせられて、飲むほどに集まるフラットな王冠コレクション。僕らの趣味も次のステージへ連れていってくれるのです。
ふっくらとした流線型のフォルムが美しく、オブジェのような雰囲気を醸すSUWADAの「ボトルオープナー ミラー」。無造作に置かれても存在感を発揮するボディ。一見するとボトルオープナーだとは分からないないほどのアーティスティックな存在感。
究極の削いだデザインの中にある両端の磁石とホール。ホールは紐を通してキッチンの壁に吊るせば、美しい“見せる収納”が完成。キャンプの時には、ネックレスにして持ち歩くことも。こうして、モノとコトのデザインがつながっていくのです。
素材には国産のステンレスを採用し、飲食店のプロニーズにも対応する耐食性と堅牢性を備えています「SUWADA」の熟練した職人が厳選した素材、それを1点ずつ丁寧に磨き上げて作られたボトルオープナー。
実用性の高さはもちろん、うっとりするほど美しいフォルムは僕らの感性をロックオン。華美さではなく、実直な機能美を極めた王道の一本は、僕らが求める答え。ロックな音楽の世界観同様、熱い魂にふれるようなプロダクトです。
「SUWADA」は、90年以上にわたり鍛冶屋として研鑽を積んできた、日本有数のものづくりの町・燕三条の鍛冶屋。つめ切りやソムリエナイフ等、その高い機能性とデザイン性の両立から、国内外で数々のデザイン賞を受賞。日本のクラフトマンシップをリードするブランドです。
道具の原点である刃物にこだわり続けるのは、過去から未来へと続く人の想いと行動のリレー。信念は「美を創りだす道具は、それ自身も美しく、愛情が湧く本物でなければならない」。全ての工程において、職人の手仕上げ。
工場はOPEN FACTORY設計で、クラフトマンシップを“ライブ”で感じることができます。製造所作もまた“プロダクトデザイン”の一部なのです。SUWADAの「正しい仕事をする」在り方は、一貫した堂々さ、人間味の強さであり、時代や世代を超えて、僕らが長く愛すべき本物なのです。
禅に通じるが如く、思想は内省によりセンスとなると感じます。キッチンツールは、性別に関わらず誰もが手にするプロダクト分野です。日々と向い合い、自分なりに求めるモノを、心踊りながら選び使うことで、そのセンスをモノにできます。そこには、巷の流行り廃りではなく、真摯なものづくりに対する目利きを鍛えるチャンスがあります。
6600円
全長:W14mm× H14mm × D123mm、重量:約40g、素材:ステンレス鋼、紙箱入り
※一点一点手作りのため、サイズ・重量には若干の誤差があります。
取材協力:諏訪田製作所