はじめまして! シンガーソングライターの眞名子新です。今年のベストバイは? と問われると、R-1ヨーグルトドリンクや黒ニンニク、ハーブティーのサマハンなど体に良いものを見つけては購入し、試した2024年でした。
今回はその中からとびっきりを紹介しようと意気込んでいたのですが、ただ効能をつらつらと書き「みなさんもぜひ!」と締めくくるような、誰もが既知の事実を数行書いて終わってしまいそうだと焦っていたところ、ベストな体験でもいいですよという素晴らしいお言葉をいただいたので、2024年の幸せな体験のなかから、「キャンピングカーで行ったフジロック」について紹介します。
眞名子 新
1997年神戸生まれ、神戸育ち。2016年から「神戸のあらた」として活動を開始。
ルーツであるフォークやカントリーをベースに、ギターと声というシンプルなスタイルでのフォーキーな楽曲が魅力。2023年4月に2nd E.P.「もしかして世間」をリリースし、その年のSpotify「Best of Japanese SSW 2023」「Best of Edge! 2023」にも選出される。2024年4月には3rd E.P.「カントリーサイドじゃ普通のこと」をリリースし、初の全国ワンマンツアーでは新代田FIVERでのファイナル公演をソールドアウト。 同年7月にはFUJI ROCK FESTIVAL'24「ROOKIE A GO-GO」に出演した。
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今年は、野外音楽イベントFUJI ROCK FESTIVAL 2024(以下、フジロック)に若手アーティストの登竜門と呼ばれるROOKIE A GO-GOというステージに初出演させていただきました。
フジロック初参戦はお客さんとしてではなく、出演するときに行くんだと決めていて。出演の連絡が来た時は震えるほど嬉しかったです。
Photo : タケシタトモヒロ
そんな初フジロックの興奮した気持ちをより昂ぶらせてくれたのがキャンピングカーです。その名も、“EL MONTE RV CRESSON VOYAGE”(いい発音で)。見た目はデカくてゴツくて、Oの文字だけなぜか赤文字でCOOLなやつ。車内には冷蔵庫もあればレンジも机も寝床もなんでもありました。ボヤージュという名の通り、エンジンがかかった時は「行くぞ野郎ども」と船長気分でした。
キャンピングカーで参戦することになったのは、フジロック開催までちょうど1ヶ月前という直前のタイミングで出演の連絡があり、さらにROOKIEということもあり宿の用意がなかったんです(笑)。そこから準備することになったので、宿は当然無く、あらゆる方法を考えた結果、キャンピングカーしかないなと。
俺達の“EL MONTE RV CRESSON VOYAGE“
駐車場から見える苗場プリンスホテルがあまりにも大きく感じました。近いうちに泊まれるようになりたいですね。
いつか泊まりたい苗場プリンスホテル
仲間たちとキャンピングカーに乗りこみ、酒を酌み交わしながら(僕はコーラです)ハイウェイや森の中を駆け抜けて、フジロックへと向かう。まるでWillie Nelsonの『On the Road Again』という曲のように音楽の旅に出ているような幸せな時間でした。
一つ屋根の下、男5人がギュウギュウで寝泊まりするというのも、心の距離がぐっと縮まった気がして良い時間だったと思います。キャンピングカーで行こうと発案してくれた愉快なマネージャーに大感謝しています。
僕のYoutube チャンネルに様々な場所(これまでだと海や森の中)で一発録りしたライブ動画のシリーズ“Filed Recording”という動画があるのですが、フジロックでのハイなテンションのまま、キャンピングカーの車内バージョンも撮ろうということになりました。その映像がこちらです。
前乗りして夜中まで目一杯楽しみ、慣れないキャンピングカーでの睡眠後だったので疲れ切っていましたが、テンションでなんとか楽しそうには見えていますね(笑)。
一度も遊ばなかったUNOを机に散らばせ、ビールを置いて雰囲気をつくって、それぞれが持参していたサングラスをかけてカッコいい仕上がりになったと思います。それもこれも全てフジロックのおかげですね。
今年のフジロック出演は、「フジロック」という音楽フェスティバルがどれだけ素晴らしいものかということをものすごく理解できた体験でした。毎年のように行く方々がいる事も頷けます。何度も出演できるようにこれからも頑張りたいと思います。
もし来年ROOKIE A GO-GOに出演される方は、普通の車で行くよりは是非ともキャンピングカーで行くことをお勧めします。また急遽フジロックに見に行くことが決まった! という人がもし5~8人集まればキャンピングカー参戦してみてください。おそらくキャンピングカーで行けばそれなりに楽しいですが、来年はちゃんと宿を取って行きたいねという話になるはずです(笑)。