心が揺れる瞬間。その一瞬を切り取って残しておきたい。誰しもそんな衝動にかられたことがあるのではないだろうか。しかし一方で、そのような瞬間を逃すまいとスマートフォンのカメラで撮影すると、悪くはないけどなんだかしっくりこない、なんてことも少なくないはず。
Xiaomiが今年11月29日に発売した『Xiaomi 14T Pro』は、ライカと共同開発したSummilux(ズミルックス)光学レンズを搭載。あなたの“心が揺れる瞬間”を、優れた色味・コントラスト・解像度で捉えてくれるハイエンドな一台だ。
そこで、そんな『Xiaomi 14T Pro』を使用して、さまざまな領域で表現活動を展開するアオイヤマダさんとファッションシューティングを実施。フォトグラファーの大野隼男氏が『Xiaomi 14T Pro』で撮り下ろしたアオイさんの4ルックの様子と、アオイさん自身が撮り下ろした「ファッション写真」とともに、その魅力を紐解く。
アオイヤマダ
2000年、長野県生まれ。15歳で上京し90年代のクラブやアートシーンを起源とする東京のファッション界に出会い、影響を受ける。メディアアート集団ダムタイプ「2020」等に出演。東京オリンピック2020閉会式にソロ出演後、ヴィム・ヴェンダース映画『Perfect Days』、ショートフィルム『KAGUYA BY GUCCI』『Somewhere in the snow』『FM999』やNetflixシリーズ『First Love初恋』に役者として出演。
Instagram: @aoiyamada0624
WEB: https://www.aoiyamada.com/
フォトグラファー
大野隼男
2015年にCOMMERCIAL PHOTOにて次世代のクリエーターに取り上げられ、ドラマチックな写真に高い評価を得ている。数々のファッションブランドや雑誌、アーティスト写真、広告を手がけ、海外アーティストのワールドキャンペーンなど活躍の場を広げている。2017年には個展《Over the Rainbow》を開催し、2018年にはラフォーレ原宿にてart directorとの企画展を開催。
Instagram: @ph_o.h.n.o
「スマホは“写真を撮るための遊び道具”」
アオイさんは、14歳のときに初めてスマホを手にしたという。ティーンの頃からファッションに馴染み深かったアオイさんにとって、スマホは“写真を撮るための遊び道具”だった。
「小さい頃から『VOGUE』などのファッション誌を見るのがすごく好きでした。好きな服を着て雑誌の真似をしてポーズを取って、スマホでお母さんに写真を撮ってもらうのが楽しくて仕方なかったんです。でも高校生になりInstagramを始めたりすると、そこに感情を持っていかれ過ぎてしまうこともあって。コメントやメッセージがストレスになることもありました。それからSNSとの距離感も考えるようになったかな。でも、写真を撮るのはずっと好きで、今でもスマホは自分にとって良い意味で“遊び道具”であり続けています」
今回、本記事すべての写真撮影に使用した『Xiaomi 14T Pro』。本機は、ライカとの共同開発により生まれたトリプルカメラSummilux光学レンズを搭載した高性能なスマートフォン。ファッションシューティングを担当したフォトグラファーの大野氏が「『スマホで撮影している』というより、『カメラで撮影している』感覚に近くて驚いた」と声を漏らすほど、インパクトのある一台だ。
目を引く洗練されたデザインも魅力で、チタングレー、チタンブラック、チタンブルーという高級感漂う3種類のカラーバリエーションを展開。
また『Xiaomi 14T Pro』のトリプルレンズシステムには、最も使用頻度の高いメインカメラ(23mm)、望遠カメラ(60mm)、超広角カメラ(15mm)を採用。ライカによるチューニングでシリーズ最高峰の画質を実現しており、近くでも遠くでも、手軽に美しい画像を撮影できる。さらに暗所の撮影性能も向上し、光を自由に操ることで、いつでもどこでもクリエイティブな表現が可能となっている。
「マスターポートレート」モードで撮影
さらに、ライカのスタイルを引き継いだ自然なボケ感で撮影できる2種類のポートレートモード「Leicaポートレート」と「マスターポートレート」を搭載。Leicaポートレートは、焦点を被写体に合わせ、よりリアルで自然な写真を実現。ライカの約100年の歴史にわたって蓄積された光学の専門知識により、ヒューマニティ溢れる美しい写真を撮影できるのが魅力だ。
マスターポートレートは、23mm~75mmの焦点領域でのポートレートスタイルが特徴で、被写界深度とディテールが強化され、より自然なボケ効果のポートレート写真を撮影できる。そのほか、モノクロ(BW NAT/BW HC)からセピア、コバルトまで、豊富なフィルターを撮影データに適用し、さまざまな色表現を楽しむことができるのも魅力の一つだ。
「色んなフィルターを使ってみたんですが、モノクロも気に入っています」と話すアオイさん。そんなアオイさんにとって、Summilux光学レンズを搭載した『Xiaomi 14T Pro』で「ファッション写真」を切り取る体験はどのようなものだったのだろうか。
「まず、すごくきれいで驚きました。私は被写体に近寄って撮るのがすごく好きなんです。特に雨の降った次の日に植物に水滴がついていたりする、そういう瞬間を切り取りたくなるので、今回もみずみずしい野菜やフルーツを撮影してみました」
※撮影モードをご本人に確認中
「例えば、これは洗った後のマスカットなんですけど、すごく美しく、光沢感も収められていますよね。それに、『Xiaomi 14T Pro』はズームしても画質がきれいだから、いつもよりも近くまで寄って撮ることができて。こんなに寄っても、この距離の中にも遠近感があることに気づく。『私が近いと思っていただけで、まだまだ遠かったんだ!』と、びっくりしました」
目を輝かせながらカメラロールを遡っていくアオイさん。Leicaポートレートやマスターポートレートモードにも興味津々の様子だ。
※撮影モードをご本人に確認中
「“距離のグラデーション”がありますね。このお花も、お花同士の距離感が表現されていて、すごく良いグラデーションで自然にボケてくれます。普段使っているスマホのカメラだと前と後ろがはっきり分かれちゃうんですよね。私の眼で見て全部同じ位置にあるんじゃないかと思うものでも、このカメラを通して見ると、それぞれの間にちゃんと距離が存在しているのがわかって面白いです」
※撮影モードをご本人に確認中
アオイヤマダの4ルックを『Xiaomi 14T Pro』で切り取る
ここからはフォトグラファー・大野隼男氏が『Xiaomi 14T Pro』を用いて行ったアオイさんの4ルックのファッションシューティングを振り返ってもらう。アオイさんにとってファッションは自身の表現と深く紐づいた重要な要素であることがわかってきた。
「最近の活動を経て、着るものによって踊りやパフォーマンスが変化していることに気がついたんです。自分じゃない『誰か』になれているような気がするんですよね。それはときに、衣装が“監督”のような存在になっているということかもしれません。例えば『ここでは右手は動かさず、左手の部分だけみせて! こういう雰囲気でやって!』というような声が聞こえてくる。服が導いてくれるような感覚があるんです」
実際、今回の撮影でもそれぞれの衣装、空間、BGM、そしてアオイさん自身が相互に作用し合い、スタイリングを変えるたびに生まれ変わるようにアオイさんの感情は変化していった。
LOOK01 - Mood
「私は撮影のとき、音楽を流すんです。衣装と空間で、勝手にストーリーが頭の中に生まれて、それに合わせて音楽を選ぶ。1着目はCIFIKAというアーティストの『DOOROOGO』をかけました。声の色と衣装の色がバシッと合ったんです」
LOOK02 – Fun Fun!
「このスカートのチュールがどういう動きになるのかわからない、すごく不規則なもので。だから自由に動き回りました。風で木の枝や葉が揺れるのも不規則だから、このチュールは自然に似ている気がしたんです。そういうときはピアノの音など、流動的なイメージを持ったものを聴きたくなる。だからFKJを流していたのかな。どこか無情な感覚がありました。空間にも休日のような雰囲気が流れていましたね」
「階段での撮影は、反抗期のような気持ちだったかな。だって、階段に座るときって絶対何かあったときじゃないですか(笑)? リラックスしたかったら、絶対階段になんて座らないから。投げ出したいことや、どうにもならないようなことがあってここにいるんだろうなって。そんな気分で撮影しました」
シルバーのブラインドが印象的な空間でも撮影を行った。
「日本離れした雰囲気でしたよね。シルバーのブラインドもカッコよくて、MVを撮っているような気持ちで撮影していたかな。mabanuaさんの曲を流していたんですが、このときは漠然といろいろな考えが頭の中を巡っていました」
LOOK03 - Edge
「“ファッション誌”の撮影をしている気分になりました。私の感情を先行させていいか、それとも衣装を優先するべきかいつも考えていて。そういう意味で、ファッション誌と呼んだのは『洋服があくまで主役』だと思ったからです。着ているものの素材感や形を見せるためのモデルとしての役割。外での撮影では、『Xiaomi 14T Pro』がストロボの光を反射してゴールドっぽく見えてきれいでした。場所や光の当たり方によって見え方が変わるのもいいですね」
LOOK04 – Party Party!
「パーティーのような気分でした。ちょっと気怠さもあって。夜の雰囲気です。普段カメラで撮られることに慣れているからなのか、最初はスマホで撮られているのがなんだか恥ずかしい感じがしました。日常に近い感覚があったというか……。これは本当に撮影なのかなって。でも撮られているうちにその差は感じなくなってきました。それに、『Xiaomi 14T Pro』だと、カメラじゃないのに、ちゃんとカメラマンさんの個性がはっきり出ていますよね」
「それと、スマホだとカメラよりも気軽に撮れるからか、“遊びの延長で何かが生まれる”という瞬間がたくさんあった気がします。この写真も、大野さんがメガホンを片手に撮ってくれたものなのですが、『撮影』っていうよりも『イェイ!』って気分で撮られることができて、楽しかったです」
話を聞いているかぎり、アオイさんにとってファッションシューティングや「ファッション写真」という表現は、根源的な“心の揺れ”を切り取る行為とも呼べそうだ。
「花も木も、全部そうなんですけど、それぞれに独自の手触りってあるじゃないですか? テクスチャーというか。私は街を歩いていると、すぐに目に入ったものをツンツン触りたくなるんです。ずっと触っちゃう。野菜の手触りも本当に面白くて、全部違っていて、サツマイモも『なんでこんなところに毛が生えているの?』と聞きたくなってしまいます。魚の脂のツヤツヤも美しいですよね。『Xiaomi 14T Pro』はそれを鮮明に写してくれます。画面上で見ているんだけど、あたかもそこにあるかのように写してくれる」
ご本人にモードを確認中
「私は野菜や植物が好きで、それを撮りがちなんですけど、結局ファッションもデザイナーさんが素材選びにすごく力を入れていると思うんです。素材選びからデザインが始まっていると思うから。私が『ファッション写真』としてこれらの食べ物や植物を撮影したのは、そういった感覚からきているのかもしれません」
アオイさんは、「ファッションシューティングの楽しさ」について、次のように続ける。
「特にこうした撮影では、はっきりとした答えはない。でも、みんなの頭の中に漠然とした答えがいっぱいあって、それをちょっとずつ合わせていって、みんながバチッときたっていう瞬間を探っている時間が『ファッション、楽しいな』って思うんです」
ちなみにアオイさんには被写体として撮影されている間も、インタビュー中も『Xiaomi 14T Pro』を常に持ち歩いてもらっていた。手には馴染んでいただろうか。
「私は光の干渉によって色が変化するようなものが好きなのですが、『Xiaomi 14T Pro』はライティングや場所によって、反射して色が変わってみえるときがあったんです。緑の多いところだとちょっと緑っぽく反射したり。物を選ぶとき、ついつい光沢感のあるこういう色を選びたくなりますね。チタンブルーも惹かれます。持っているだけで、気持ちが明るくなりそう! しかも軽いし、充電が全然減らないんです。一昨日くらいに電源を入れて、昨日一日中朝から写真を撮り続けて、今日も一日中使っていて、でもまだ76%も残っているんです」
たしかに、スマホのバッテリー残量は現代人の多くが気にしてしまうところだろう。『Xiaomi 14T Pro』は、急速充電に対応している点も魅力だ。Xiaomi 120W充電器を使えば、19分間で0%から100%まで充電できる120Wハイパーチャージ(※)機能が搭載されている。
(※)120Wハイパーチャージ:このデータはXiaomiの社内ラボの試験によるものです。実際の結果は異なる場合があります。120WハイパーチャージにはXiaomi 120W充電器が必要です。ワイヤレス充電器は別売りです。
「なんとなくスマホの電池の残りと心の余裕ってリンクしていると思うんです。バッテリーが残り20%くらいになると別に充電がなくなってもどうってことないはずなのに、ちょっと焦る。だから充電が長持ちしたり、急速充電できたりするのは助かりますよね」
『Xiaomi 14T Pro』に搭載された新世代の144Hz AIディスプレイもアオイさんの活動にリンクしているようだ。
「自分では意識していなかったんですが、たぶん私は色に敏感なんですね。写真を撮るとき、目に映る色と画面上の色が違って見えるから、いつもたいてい彩度を上げているんです。でも、『Xiaomi 14T Pro』ではあまり彩度を上げる必要がなかった。それって、目で見て撮りたいと思った色が出ているってことですよね」
無数の表現を写すSummilux光学レンズ
最後に、アオイさんに『Xiaomi 14T Pro』を使用した感想について伺った。
「“スマホのカメラ”という感覚が薄くなったというか。『スマホのカメラが一番画質がいいんじゃないか』って思えるくらい、『Xiaomi 14T Pro』は良かったんです。『これすごいな』と、純粋に思いましたね」
夜間の撮影にも挑戦してくれたアオイさん。『Xiaomi 14T Pro』のライカ大口径レンズは、陰影からハイライトまで、目で見えるその場の雰囲気や細部までの描写を忠実に夜間撮影することが可能だが、どう感じたのだろう。
「夜の撮影も楽しかったです。夜間の撮影でも、肉眼では見えないものが見えますよね。明るめに撮影されるのではなく、夜は影が濃くなる印象ですてきな仕上がりです」
今後『Xiaomi 14T Pro』を使って撮影してみたいものを伺うと、「毎朝夫のために作っているお弁当を撮りたい」と話してくれたアオイさん。すると、後日その写真が到着した。
お弁当の作例(未着)
「コメント」
一般的なファッションシューティングはもちろん、日々のお弁当や近所の植え込みまで、世界はきっと“人の心を揺さぶる”ストーリーで溢れている。それを捉える行為もきっとファッションシューティングと呼べるだろう。アオイさんが『Xiaomi 14T Pro』で切り取った、みずみずしい野菜たちや、日々のお弁当に、その手触りや物語を感じた。ぜひこれを読んでいるあなたにも、『Xiaomi 14T Pro』で気軽に、楽しみながら、この世界の心揺れる瞬間を撮影してみてほしい。
Photo:大野隼男
Text:高久大輝
Styling:Noriko Miyazaki
Hair & Make:TORI
Edit:那須凪瑳
Sponsored by Xiaomi Japan
Look 1
ブラウス¥60,500(MARGE:info@marge-tokyo.jp)、シャツ¥68,200、イヤリング¥35,200(ともにKEISUKEYOSHIDA /KEISUKEYOSHIDA Co., Ltd. 03-5775-7941)、シューズ¥57,200(Maison MIHARA YASUHIRO/Maison MIHARA YASUHIRO TOKYO 03-5770-3291)、その他スタイリスト私物
Look 2
ドレス¥22,000(MICROWAVE:microwave.official.info@gmail.com)、ブラウス¥53,900(pillings/pillings〈LITTLE LEAGUE INC.〉0800-100-2274)、中に来たトップス¥19,500、ショーツ¥11,800(MiyukiKitahara:info@miyukikitahara.com)、スカート¥59,400(MARGE:info@marge-tokyo.jp)、その他スタイリスト私物
Look 3
ブラウス¥52,800(VIVIANO:info@vivianostudio.com) 、シューズ¥27,500(CAMPER/CAMPER JAPAN 03-5412-1844)、その他スタイリスト私物
Look 4
ドレス¥74,800、ストール¥66,000(Maison MIHARA YASUHIRO/Maison MIHARA YASUHIRO TOKYO 03-5770-3291)、その他スタイリスト私物
『Xiaomi 14T Pro』
・発売日:2024年11月29日(ソフトバンクで発売)
・カラー:チタンブラック、チタンブルー、チタングレー
・寸法:高さ:160.4mm、幅75.1mm、厚さ8.39mm、重量209g
※このデータはXiaomiの社内ラボの試験によるものです。実際の結果は異なる場合があります。
・バッテリー&充電:5000mAh(typ)バッテリー、120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、PD3.0/PD2.0/Mi-FC 2.0に対応、USB Type-C充電ポート※ワイヤレス充電器は別売りです。
・詳細はこちら
『シャオミクリスマスプレゼントキャンペーン』
・期間:2024年12月12日(木)〜12月22日(日)
・営業時間:8:00〜21:00
※初日12月12日(木)は10:00よりスタート予定
・開催場所:MIYASHITA PARK South 2F「パンとエスプレッソと」
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10