2023年の私のベストバイは、LLOYD LOOM(ロイドルーム)のヴィンテージ「Folding Chair」です。
このチェアは、日常生活を送るインドアと趣味であるアウトドアのどちらも大事にしたい自分にとって、特別な出会いになりました。
島尊行
インテリアスタイリスト、インテリアショップ「SHARK ATTACK」PR。 休日はキャンプや渓流釣りなどアウトドアを楽しんでいる。
Instagram:@taka_pult
WEB(SHARK ATTACK):https://sharkattack.jp/
インテリアスタイリスト・島尊行のBEST BUY 2023
LLOYD LOOM ヴィンテージ「Folding Chair」6万6000円
愛犬のルアナと
LLOYD LOOMは、1917 年にアメリカ人のマーシャル・B・ロイドが伝統的な籐家具の製法に改良を重ね、紙とワイヤーを用い斬新で美しい家具を完成させ始まった家具ブランドです。
LLOYD LOOMのアイテムには、アンティーク家具のヨーロッパ買付入荷の際に初めて出会いました。家具の中で一際状態も良く、ロイヤル感のあるテクスチャーに惹かれました。LLOYD LOOMの魅力は、アイテムの持つディテールとペーパーコードの質の良さ。屋内外などさまざまなシーンで使用できる利便性にあると思います。
「Folding Chair」は、折り畳み式チェアで座面、背もたれ部分にはペーパーコード、アーム部分にはプライウッドデザインが使用されています。
私は普段よく買い物をする方で、私の働いているインテリアセレクトショップ「SHARK ATTACK」や友人の古着屋、釣具店などで時間を過ごすことが多いです。そんな中で、自宅やアウトドアなどでも使用できる折り畳み式のチェアをここ1年ほど探していて、購入に至りました。このチェアは、今では友人が自宅に遊びに来たときにベランダなどで軽く吞みながら過ごす時間で使ったり、湖畔サイトでキャンプや釣りをするときに使用しています。
LLOYD LOOMで購入した家具はこのチェアが初めてなので、他にも色々なデザインの家具を集めていきたいです。
メーカーのロゴプレートがどこかモダン。でも武骨なデザインが好きです。特に後ろから見たときのシルエットが良いですね。スクエア型の背もたれと曲線的なアームのギャップもまた素敵だと思います。
細かいですが、このペーパーコードの状態の良さがやはり気に入っていますね。 ヴィンテージ物ですとパターンが経年変化により崩れていたりと気を遣う物は多いですが、このチェアは座り心地も良く、座っていて、ただただテンションが上がる。 気分が上がる。そんなところに魅力を感じております。
このチェアは、どんなインテリアシーンにも取り入れやすいところが一番の魅力だと思います。日々、ヴィンテージ物の家具に触れる仕事をしていますが、自宅の中や外の環境で絵になる家具は数が少ないと思います。私にとって、インドアとアウトドアを繋いでくれるこのチェアと出会えて良かったです。
Text:島尊行
Edit:那須凪瑳