朝昼晩フルタイムで使うわけではない。だから私、求める。充電式の調理家電の数々を! 棚から取り出したらコンセントの空きを探さなくてもそのまま電源ONできる幸せを、あなたにも分けてあげたい。だからこそ今回ご紹介するのはほら、充電式のモバイルシェーカーです。
スロージューサーは美味しいし栄養抜群でいいけども
毎日フルに野菜や果物の栄養素を取り入れたいみなさま。フレッシュジュースにしちゃえ党に入党しませんか。フレッシュスムージーにしちゃえ派でもオッケー。調理方法にアタマを悩ます必要はなく、ジューサーミキサーに食材をいれて電源ONではい完成。朝の忙しい時の栄養補給にサイコーです。厚生労働省がおすすめしている1日の野菜類摂取目標350gだってサクッとクリアできますし、古くから健康に気をつけているおうちでは、必須の調理家電としてジューサーミキサーが君臨してきました。
しかし近年はスロージューサーの旗が、ばっさばっさとはためくようになりましたね。
いわゆる普通のジューサーミキサーの回転刃は1万回転/分前後の超高速メリーゴーラウンド。決まった剣筋、目に見えぬ速さで食材をばったばったと刻みまくりますが、高速なぶん摩擦で熱を持ちやすい。そのため熱に弱いビタミンや酵素などがきゅーっと息も絶え絶えでバイバイしちゃう。
スロージューサーは中に入っている石臼みたいなパーツが50回転/分前後のゆっくりスピードで食材をすりつぶしてくれるから、栄養素の熱破壊なし。絞りカスとなる繊維を取り除き、濃厚で舌触りもいい滑らかなフレッシュジュースが作れるんですよね。一口飲んだだけでわかりますよ。こりゃあプロの味だって。
でもさー。洗うのが面倒なの。時間のある休日は積極的に使いたいんだけど、毎日毎日僕らがキッチンの中でぎゅーっと絞っていくには厳しいとこがある。
だからウチではコイツが活躍しているんです。充電式コードレスミキサー「VBL-1000」が。
手軽に使えることがなによりも大事な我が家です
もうね、こいつね。楽だね。いいね。
まずボトルの容量は300mlです。ちょっと少ないと思えるかもしれませんが仕方ない。一度に多くの食材を入れるとモーター&ブレードに負荷をかけてしまい寿命が縮んでしまうので、むしろ気持ち少なめに入れるのが長持ちさせるためのポイント。1回のミキシングで一人分のジュースを作るものだと心がけましょう。そのまま飲めるからグラスを使わなくてもいいし、蓋をしたまま持ち運べるというメリットもあります。
バッテリーの充電は専用のケーブルを用います。防水性を重視しているとはいえ残念ポイントかな。汎用のUSB Type-Cなどで充電できるようにしてくれたら、出張時などに持ち運びたい時に便利だったのに。
安全性を重視しているのか、電源ボタンを2度押ししないとモーターが回転しません。ここには慣れが必要かも。そして蓋となる部分にモーター&ブレードが入っているので、撹拌時は逆さまに置いて、重力に任せて食材をブレードに向かわせる必要があります。ここも慣れが必要ですよ。完成後すぐに蓋を外すと、蓋側に付着していたジュースがこぼれがちなのです。
肝心のパワーですが、サイズとバッテリー駆動ということを考えると納得レベルですね。氷や、冷凍フルーツを難なく切ってくれるだけのパワーがあります。最初に細かめに切っておく必要はありますが、りんごの芯もざくざくに切り崩してくれますよ。みかんの皮など多くの栄養素があるけど今まで捨てていた部分も合わせてジュースにしてくれるのは便利だなあ。
ウチではフレッシュジュース専用で使っていますが、粉モンと水分を混ぜるときに使うのもよし。プロテインドリンクを作るときとか、お好み焼き・たこ焼きの生地作りのときとか。さすがに蕎麦のようにねっとりしすぎる生地作りは難しいかも? 300mlのボトルも少量過ぎますね。
ネガティブに感じるポイントがあるのは事実です。片付けを含めた圧倒的な楽さがもう最高。使い終えたら水道水で洗って乾かすだけでオッケーだし。スロージューサーなんて、いろんなパーツを外して隙間に入り込んだ繊維を楊枝でこそぎ落とさないとならないしさ。
ビタントニオ VBL-1000
実勢価格:4600円前後
ボトル素材:トライタン
ボトル容量:300ml
充電時間:2時間
稼働時間:40秒間×10回
繰り返し充電:約300回(目安)