日々暮らしていると、どこか体が不調を訴える。となると定期的なメンテナンスは必要で、不調こそが自分の今を見つめ直すチャンスでもあり、ケアすることで肉体的にもメンタルにもよい影響を及ぼす。ということで、男性美容研究家の藤村岳が体当たりレポート!
眉の手入れはプロに任せよう
顔において“眉”とは縁の下の力持ちのようなものであって、なくてはならない存在。画像ソフトで人の顔から眉をなくしてみるとなんとも頼りない印象になる。実際、抗がん剤治療を受けて脱毛してしまうと、とにかく眉を描き足すだけで乏しかった表情に生気が宿るという場合もある。それほど重要なパーツでもあるが、おざなりになっている男性のなんと多いことか。そこで、今回は眉を改めて見つめ直すことにした。
訪れたのは目元専門サロンの「MANHATTAN」。代表である目元プロデューサーの垣内綾子さんは、フジテレビの『ホンマでっか!?TV』にも出演し、骨格や雰囲気などからその人に合った目元診断を行うプロ中のプロ。ニューヨーク仕込みの超絶テクニックで、今、話題の方。そんな素敵な女性に眉のケアを依頼した。
筆者はしっかりと生えそろい、太い眉。少し気を抜いてしまうとかなりのボリュームになるので、定期的に眉の手入れは自分でしている。しかし、せっかく伺うのならと2週間ほど、あえて放っておいた眉で参戦。サロンはマンションの1室で、メゾネットがお洒落な空間。いかにも洗練された目元へと変身できそうだ。
ゆったりとしたチェアに身を沈め、施術が開始。まずは眉の形を話し合いで決めていく。筆者は「太さはしっかりと維持しておきたく、目と眉の間が離れてしまうのが嫌なのであまり眉の下側も削らないで欲しい」とややムチャな希望を言ったのだが、快く引き受けてくださった。
眉の下を整理するとパッと変身できるし、ビフォア&アフターもわかりやすいのだが、目と眉の間が広くなると実は老けて見えてしまったり、ちょっと間延びしてしまったりと難しい。
そんな希望を伝えたので、次は形を決めるために出来上がりに合わせて丁寧に縁取り。そこで合意ができたら、ようやく眉用のワックスで余分な毛を脱毛するという流れだ。
いきなり抜かれたりしないので、初心者の方も安心。その後、ワックスでは取りきれなかったしぶとい毛は、1本1本をツイザー(毛抜き)で抜いて完了。皮膚をパウダーやコンシーラーで保護してもらえるので、赤みなども出にくく、デート直前の駆け込みでも多分、大丈夫。
眉は顔の額縁とも言われ、きちんと整えると表情がまるで異なる。スキンケアはしていてもなんだか疲れたように見えるとお悩み中の男子は、ぜひ眉を整えて欲しい。しかし、生え方や毛量などが千差万別なので、ヘアスタイルと同じく、好きな眉が似合う眉とは限らないし、ましてやそれが実現できる眉であることはむしろめずらしい。自己流でやるよりプロにきちんと診断してもらうのは、実は大切なことなのだ。また、眉が薄い人こそ余計な毛を整理することで輪郭が際立つこともある。そしてメイクとバレない自然な描き方も教えてもらえるので「自分には関係ない」と思わず、トライしてみるのもいいと思う。
目元専門サロン MANHATTAN 三田/田町店
住所:東京都港区芝4-18-3 JTM-26 71号
電話:03-5442-4429
URL:https://manhattan-eyelash.com/
メニュー名・価格:アイブローWAX 6500円
取材協力:目元専門サロン MANHATTAN 三田/田町店