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二人で乗っても抜群の安定感

沖釣り用に買って正解! SUPフィッシングの相棒は「ソーユースティック」

author: 茨木一綺date: 2021/12/16

今まで様々なウォーターアクティビティを好んで楽しんできた。サーフィン、ボディボード、ウエイクボード、ジェットスキー、カヌー、カヤック、ダウンリバーなどなど。そんな水遊び好きなのになぜか今までSUP(スタンドアップパドル)はやらなかった。実は7~8年前に雑誌の企画で1度だけSUPを体験したのだが、風速5m以上のバッドコンディションだった。お世辞にも楽しいとは言えない過酷な体験だったため、その後手を出さないでいた。

釣りがきっかけでSUPにようやく手を出したら

そんな中、いつも一緒にアウトドアを楽しんでいる仲間の間で釣りが流行りだした。「せっかくカヌーとかやってるし沖から釣りたいよね」となり、じゃあ海でも湖でも気軽に遊べて、しかも道具のメンテナンスが楽なのは?と考えた結果、矢面に立ったのがSUPだ。

以前の苦い経験はあったけど、ずっと興味はあったので調べ始めた。相当な種類が出てる中、2人でも乗れそうなモデルで、普通に遊べて釣りではなるべく安定したい。そうなると選択肢は限られた。「SOUYU STICK ADVENTURE 10'10”」というかなり釣りに寄ったモデルだ。

長さ3290mm、幅965mm。長くて幅広で取り外し可能なロッドホルダーも2つ付いてる。魚釣りしたことがある人なら分かると思うけど、釣った魚の大きさが気になっちゃう。そんな時にも親切にデッキにはプリントされたスケールまである。その上、船外機(エレキ)も付けられるような別売りアタッチメント用ホルダーまで標準装備。機能は申し分ない上、推奨体重が130kgまでとだけ書いてあり、2人乗っちゃダメとは書いてないのでイケる!と踏んで購入。色は海や湖でもしものことがあっても発見されやすいかと思いマスタードを選んだ。インフレータブルモデルで、こいつは幅広なので3気室だから、沖でもしどれかの気室のエアが抜け始めたとしても浮いていられる率も高い。4ピース・カーボンシャフトパドルも付いて価格は16万2,800円だった。

実際使ってみると安定感がハンパない

合計体重118kgの夫婦で乗って釣りに出てみても、休憩しながら横向いて両足を水に浸けて余裕で釣りができる安定感。クーラーボックスなどの荷物も、前後のベルトに挟み込んでおけば邪魔にもならずしっかり固定できる。

幅が広いからひとりでのクルージングだともたつくかと思いきや、短めのSUPの友人と並んで漕いでも差がなくクルーズできるし、何ならサーフィンみたく波に乗れたりもした。

購入前に不安だった釣り以外でも楽しめるのか? とか、幅が広すぎて使いづらいんじゃないんだろうか、ということは今のところまったく感じていない。それどころか、安定感があるゆえ初心者でも海で気軽に楽しめるので微塵も後悔はないかな。

ただレジャーは安全確保が第一。特に海の場合は潮の流れや波、風には十分に気を付けて早めに対応を心がけ、釣りやヨガなどをするなら、アンカーやロープは必ず携帯するべきだと感じた。また沖に出ると発見しづらいので、セーフティフラッグも装備するのが望ましいと思う。

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クリエーター・クリエイティブディレクター
茨木一綺

CielBleu. le petit atelier主宰。ウッドクラフトをはじめアウトドアギアからカーカスタムまで幅広く製作しながら、アートディレクター、クリエイティブディレクターとしても多方面で活躍。アウトドアイベントのオーガナイズ、プロデュースも数多く手掛ける。2021年2月にソニー・ミュージックから発売されたdaisuke katayamaのアルバム「THE MIDNIGHT BONFIRES」ではクリエイティブディレクターとして参加。
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