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Review

石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<オーブンレンジ>

第3位:オーブン料理が最高に美味しい「石窯ドーム」

author: 石井和美date: 2021/12/03

温めだけでなく、調理器具としても活躍するハイスペックなオーブンレンジを、家電プロレビュアーの石井和美さんが徹底レビュー。今回は各メーカーが誇る最上位モデルを4モデルピックアップ。電子レンジ、オーブン、グリル、過熱水蒸気などのほかに、独自機能を備えているものが勢揃い。

高性能なモデルなので、どの機能も遜色なく加熱や調理はできるが、やはり得意不得意はある。そこで温めがメインなのか、パンなどをよく焼くのか、おかずなどの調理で使うのか、自分が使いたい目的に合ったものを選びたい。

「弁当のあたため」では、幕の内弁当を600Wで1分半あたためた。どのくらい温度ムラがあるのか、赤外線カメラで撮影してチェック。

「解凍」では、豚挽肉200gを2cmほどの厚さにして小分け冷凍。全解凍(スチーム有り)で解凍を行った。

「オーブン機能」では、ロールパンを焼いてみた。予熱ありで190℃、35分焼き、ふくらみ具合や焼き色のムラを確認。

「オリジナル調理」では、それぞれのオーブンレンジで特徴的なレシピを実際に作って手間や美味しさなどを評価した。

「操作性」では、主に操作パネルなどの使いやすさをチェック。特に高性能モデルはわかりにくいこともあるので、確認する。

「お手入れ」では、庫内の掃除しやすさ、水タンクや水受けの取り外しやすさや洗いやすさなどをチェック。

業界最高「350℃」の火力が出せる
熱風2段オーブン

Brand 東芝ライフスタイル

Item  過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」 ER-WD7000

price 14万7400円

spec
総庫内容量:30L
外形寸法:幅498mm×奥行399mm×高さ396mm
質量:約21kg
最高出力:1000W

「過熱水蒸気オーブンレンジ 『石窯ドーム』ER-WD7000」の特徴

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メインとなる食材を鶏、豚、牛、野菜の4種類から選ぶだけで、温度センサーで食材や分量に合わせて火加減を自動で調節し調理する「石窯おまかせ焼き」に、魚、深皿煮込みメニューを追加。バリエーション豊富な料理を楽しめる。さらに東芝独自の深皿(約5cm)が付属しており、さまざまな調理ができる。

新たにレトルト食品や冷凍食材を活用して深皿と角皿の2段で同時に調理ができる「簡単同時調理」を3レシピ搭載し、買い置きしていた食材もより便利に調理できるようになっている。

「弁当のあたため」

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鮭の中心部と左側のごはんの部分で温度が低いところが目立つ。右側に関してはしっかりムラなく加熱されていた。

「解凍」

解凍時間は11分41秒と、唯一10分を超えた。少しだけ固い状態でドリップもなく、ムラもない。残り時間が数分経過してから途中で表示されるのは少々不便だった。

「オーブン機能」

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しっかり膨らんでおり、表面の焼き色もムラが少ない。表面も中身もふんわりとした仕上がりで、美味しいバターロールが焼き上がった。

「オリジナル料理」

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深皿を使ってトマト煮込みハンバーグを作った。難しい火加減もおまかせで、裏返すこともなく、ソースも一緒にできる。簡単にふわふわの美味しいハンバーグができて感激ものだった。

「操作性」

電子レンジの時間設定にクセがあり、時間設定で押すかスクロールして指定する。押す範囲も狭い。ごはん、おかず、のみものなどすぐ使うメニューが並んでいるのは便利だ。

「お手入れ」

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内部にはネジのような部分が多く、お手入れ時に気になった。水タンクは横長の小さめなタイプで洗いやすい。

食卓にそのまま出せる深皿は東芝オリジナル

焼き色と膨らみ方が絶妙で、ロールパンが一番美味しかったのは同モデルだ。予熱ありの190℃に設定したが、しっかり温度が上がっていた。庫内の天井がドーム状になっており、熱もよく回っている。オーブンレンジはパワーが弱いものも多いので、パンやケーキを焼くときに少し温度を高めにするといった使い方もあるが、その必要はない。お菓子やパン作りをする方には一番使っていただきたいモデルだ。

深皿も一度にたくさんできるのは嬉しい。他社の場合、レシピを見ると1~3人分がほとんどだが、同モデルはたっぷり4人分作ることができる。ハンバーグも6個できたので、夕食分だけでなくお弁当の分まで用意できるのは頼もしい。

できあがったハンバーグは文句なしで、フライパンで作るよりも手間がかからず、しかもふわふわにできて美味しい。ソースも一度に出来てしまうので、とてもラクだった。深皿はそのまま食卓に出して取り分けできるので、さまざまなパーティ料理にも活用できそう。ただ、フチに大きな文字で「電子レンジ不可」と記載されているのは残念だ。もう少し見えにくい位置か、文字を小さくしてほしい。

解凍モードでは10分以上かかっており、他社の標準と比較すると5分ほど長かった。今回は他社も含めて一般的な解凍モードで試したが、同社には急ぎの場合は「お急ぎ解凍」モードがある。急ぎの場合はそちらのモードを選んで使用する。

他社製の奥行きは40cmを超えていたが、同製品は39.9cmと狭いところも魅力。奥行の数cmは大きく、40cm以下であれば大抵の棚に収まるので場所に余裕がない方でも使える。

製品貸与:東芝ライフスタイル

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家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
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